奥州・金ケ崎

水沢公園 桜が開花 過去10年で最も早く・奥州市

開花した桜を見上げる小沢市長や園児たち

 奥州市は6日、同市水沢中上野の水沢公園内にあるソメイヨシノが咲き始めたことから、桜の開花を宣言した。2017年より7日早く、最近10年間では15、16年と並んで最も早い開花。現地でセレモニーが行われ、園児たちが開花を喜んだ。関係者は「天候にもよるが、今月中旬ごろに見頃を迎えるのでは」と話している。

 同公園は、1878(明治11)年ごろ、放浪の画家蓑虫山人が設計したとされ、園内にある推定樹齢350年前後の古木系桜群が「駒形神社ならびに水沢公園のヒガン系桜群」として1966年3月8日に県の天然記念物に指定された。

 園内には、356本のソメイヨシノをはじめシダレザクラとヒガンザクラを合わせて454本が植栽されており、市は毎年、基準木のソメイヨシノ(推定樹齢約100年)が数輪咲いた時点で開花を宣言している。

 同日はあいにくの小雨交じりの天候の中、市などの関係者をはじめ近くの駒形こどもの杜の5歳児35人が集まりセレモニーが行われた。基準木に咲いた数輪の花を見上げながら、小沢昌記市長が「奥州市の桜の開花を宣言します」と述べ、園児たちは「きれい」「かわいい」と歓声を上げながら開花を喜んでいた。

 同公園では、11日から30日まで「桜まつり」(市、市観光物産協会主催)が開催される。

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