一関・平泉

矢越大橋に橋名板 室根バイパス開通前イベント 地元の子供たち揮毫【一関】

室根バイパス開通前イベントとして行われた矢越大橋の橋名板設置式。揮毫したプレートを手にする生徒ら

 県が復興支援道路として一関市室根町で整備を進めている国道284号「室根バイパス」の開通前イベント・矢越大橋への橋名板設置式は11日、現地で行われた。バイパスに架かる橋梁(きょうりょう)の一つ、矢越大橋に地元の子供たちが揮毫(きごう)した橋名板を取り付け、21日の開通に期待を寄せた。

 室根バイパスは宮城県気仙沼市側の同町折壁字梅木を起点に、市街地の南側を迂回(うかい)して同町矢越字大畑を結ぶ総延長約4・9キロの新ルート。主要構造物として「矢越大橋」「大洞橋」「天王前こ線橋」「浜横沢橋」の四つの橋梁があり、それぞれの橋名板の文字を室根東、室根西両小学校の児童が手掛けた。

 矢越大橋に設置する橋名板4枚の文字は、室根西小学校の元6年生4人が揮毫。「矢越大橋」は畠山友那さん、「二級河川大川」は千葉夏希さん、「平成30年3月竣工」は熊谷朋架さん、「やごしおおはし」は及川愛菜さん(いずれも室根中学校1年)が担当した。

 橋名板はブロンズ製でサイズは縦15センチ、横40センチ、重さ4・5キロ。式では一関土木センター職員から橋名について説明が行われ、揮毫した生徒がそれぞれ橋名板を橋の4カ所に取り付けた。協力した両小学校への感謝状贈呈も併せて行われた。

 畠山さんは「橋の名前を書くことになるとは思っていなかったので決まった時はうれしかったし、プレートをはめる貴重な体験ができた。バイパスの開通で古里が有名になったらいい」と笑顔を見せた。矢越大橋を除く三つの橋梁では既に橋名板が設置された。

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