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高速道あおり運転防げ 県警など 陸、空から取り締まり【岩手】

高速道でのあおり運転防止のため、盛岡南ICを出発するパトカーや広報車両

 県警高速隊と同航空隊、ネクスコ交通管理隊は11日、あおり運転の防止に向けた「いわてハイウェー・ガード作戦」を県内各地の高速道でスタートさせた。7月まで月1回、パトカーやヘリコプターを一斉出動させ、陸と空の両面から危険運転車両の指導や取り締まりに当たる。

 県警によると、高速道でのあおり運転に関する110番通報は増加傾向にあり、2017年は70件以上の通報が寄せられた。今年は3月末までに、既に60件を超える通報があったという。

 あおり運転はさまざまなトラブルや重大事故を招く恐れがあることから、春の全国交通安全運動(15日まで)に合わせ、高速隊主導で同作戦を展開することにした。航空隊を交えての本格的な危険運転防止活動は、今回が初めてとなる。

 同日は盛岡市の盛岡南インターチェンジ(IC)で出動式が行われ、高速隊やネクスコ交通管理隊の約50人が参加。高速隊の三浦義明副隊長が「あおり運転は重大事故やトラブルにつながる。少しでも減らせるよう、作戦を成功させる」と呼び掛けた。隊員らはパトカーや広報車両など計21台に分乗し、東北道や八戸道などで取り締まりを行った。航空隊は花巻空港から出動し、空からヘリコプターで警戒に当たった。

 同作戦は、7月まで毎月第1水曜日に実施。三浦副隊長は「心に余裕がないと危険運転をしやすくなる。ドライバーには交通安全を意識して運転してほしい」と語った。

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