北上・西和賀

地域おこしへ意気込み 協力隊員が成果発表【北上】

活動成果を発表後、今後への決意を新たにする北上市の地域おこし協力隊員

 北上市の地域おこし協力隊活動報告会は13日、市役所で開かれ、隊員6人が2017年度の活動の成果を発表し、今後への抱負を語った。

 16年度に着任した市観光まちづくりプロジェクトの佐藤啓さん(41)、市川明伯さん(49)、髙橋裕子さん(38)、夏油高原エリア活性化プロジェクトの中村吉秋さん(44)、邦子さん(43)夫妻と、17年度から活動を始めた口内地区新規就農プロジェクトの長岡務さん(38)が発表。市職員や関係者約50人が聴講した。

 佐藤さんは、市内の農家で農業体験してもらう「週末農園」に向けた取り組みや広告制作、ウェブ雑誌を活用した情報発信について紹介。市川さんは北上駅前活性化に向けたダンスワークショップ、大学生らのアカペラバンドを招いた駅前音楽祭などイベントの成果を語った。髙橋さんは物産などの各種デザインや商品開発、地元の菓子詰め合わせ発売など、北上の素材を生かした活動を報告した。

 任期最後の3年目となり、佐藤さんは「任期満了後に向けて具体的に動いていければ」、市川さんも「こちらにないイベントへ賛同する方を探しながら活動したい」と強調。髙橋さんも「オリジナル商品を開発し、新たな北上の魅力を発掘したい」と最終年度への意気込みを語った。

 中村さん夫妻は、夏油高原エリア活性化に向け岩崎地区で古民家を改修し、カフェ&観光案内所開設に向けた動きや地元青年団体と連携した活動を紹介。長岡さんは初めて就農した苦労や、京都に出向いて九条ネギ栽培法を研修し、口内地区で試験栽培した成果を述べた。

 中村さん夫妻は「地域や青年会の方々に教わることが多く、やりやすい環境。古民家のリノベーションにも携わっていければ」と語り、長岡さんは「農業は初めてで何もかも手探りだった。(行政には)農業をしたい人がチャレンジしやすい環境づくりを」と望んだ。

 出席者からは多く質問があり、活発に意見交換。隊員は今後の活動へ決意を新たにしていた。

momottoメモ

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連載企画【私たち発信源 地域おこし協力隊】全13回

 都市部から地方へ一定期間移住し、さまざまな活動を通じ地域活性化に取り組む「地域おこし協力隊」。独自のアイデアで行動力を発揮し、人口減少が進む地域の活性化に欠かせない存在となっている。

 参加する隊員は全国的に年々増加し、本県南部の各自治体でも若者、青年層を中心にIターン組、Uターン組、学生など多士済々の人材を受け入れている。分野は農林業活性化をはじめ観光振興、イベント企画、デザイン制作など多種多様。隊員は活動を通じて地域に溶け込み、新たな風を吹かせ、地域の魅力「発信源」としての役割を果たしている。

 県南地方では2016年に隊員の交流会を結成した。17年は隊員個々で情報交換し、所属する自治体のエリアにとどまらず連携し活動の幅を広げている。18年も各隊員の多彩な活動から目が離せない。

 活動期間は最長3年。期間内に一定の成果が求められ、各自治体では期間満了後の定住や起業などにも期待を寄せる。県南地方で活躍している隊員、役割を終えて地域に根付いた元隊員の生きざまを見た。

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