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大谷2安打

ロイヤルズ戦の八回、中前に安打を放ち喜ぶエンゼルスの大谷=13日、カンザスシティー(時事)

 【カンザスシティー時事】米大リーグは13日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高出)はロイヤルズ戦に7番指名打者で出場し、メジャー初の二塁打を含む4打数2安打だった。チームは5-4で競り勝って6連勝とした。

 カブスのダルビッシュはブレーブス戦に先発し、4回3分の2を投げて9安打4失点で今季初黒星。チームは0-4で敗れた。ドジャースの前田はダイヤモンドバックス戦に先発し、2回3分の2を5安打5失点(自責点2)で今季初黒星を喫した。試合は7-8。

 マリナーズのイチローはアスレチックス戦に8番左翼で臨み、3打数無安打。八回の守備で退いた。チームは7-4で勝った。マーリンズの田沢はパイレーツ戦の九回に登板し、1回無失点。試合は7-2で勝った。パドレスの牧田はジャイアンツ戦で九回に3分の1回を投げ2安打無失点。試合は5-1で勝った。

勝負どころで快音 好機広げ、逆転のホーム踏む

 エンゼルスが1点差で追う八回、大谷は無死一塁の場面で打席に入った。2球連続のストライクで追い込まれたが、落ち着いてボール球を二つ見逃し、5球目の低めのカーブをバットの先ですくって中前に運んだ。

 終盤の勝負どころでつないだ一打。「重要な場面だった。下位から上位に向かっていく中でのすごくいいヒットだった」。一塁上で手をたたいて喜び、ベンチに向かって右手を挙げた。

 次打者の送りバントで二、三塁とし、代打バルブエナの中前打で同点。1番キンスラーが中堅右へ犠飛を打ち上げると、大谷は三塁から余裕を持ってスタートを切り、逆転のホームを踏んだ。

 初めて7番に打順を上げて起用されたが、「そこはあまり意識せずに、仕事をすれば後のバッターが返してくれる」。言葉通りの試合展開で連勝は6に伸びた。

 昨季は勝率5割に届かなかったチームが、大谷の躍動とともにア・リーグ西地区の首位を走る。「あした以降にもつながってくると思う。チーム状態はすごくいい」。次は投手として15日の先発マウンドに上がる。

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