一関・平泉

お釈迦様の誕生日お祝い 中尊寺花まつり子供大会【平泉】

JR平泉駅前に到着した白い象の前で、御堂の中の小さな釈迦像に甘茶を掛ける参拝者

 仏教の開祖、釈迦(しゃか)の誕生(旧暦4月8日)を祝う「中尊寺花まつり子供大会」が15日、平泉町内で開かれ、釈迦誕生の故事にちなんだ行事や子供向けのイベントでにぎわいを見せた。

 花まつりは灌仏会(かんぶつえ)とも呼ばれ、釈迦の母親が白い象が現れる夢を見た後に釈迦を身ごもったという故事や、釈迦が誕生した時に天から甘露が降り注いだという伝承にちなみ行われている仏教行事。同寺と町内の青年団体が協力し、毎年開催している。

 誕生仏を納めた御堂を載せた大きな白い象が午前9時すぎに同寺を出発し、JR平泉駅前までゆっくりと行進。

 駅前では、天から甘露が降り注いだという言い伝えに倣い、訪れた親子連れや観光客らが御堂の中の小さな像に甘茶を掛けて手を合わせた。参拝した子供たちには象の周りに供えられた菓子が配られ、うれしそうな表情を見せていた。

 午後からは、会場を平泉文化遺産センターに移して子供大会を開催。一関市の修紅短大の学生が釈迦誕生の由来を紹介する劇を上演したほか、塗り絵やゲームなど子供向けのイベントが催され、焼きそばや菓子などが振る舞われた。

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