県内外

予防接種の手続き簡素化 県広域パスポート運用開始 子育て家庭、利便性向上へ【岩手】

県内各市町村で共通した手続きで子供の予防接種が受けられる「県広域接種パスポート」

 県と県医師会、市町村は、子育て支援策の一環として、居住地以外の市町村でも共通の手続きで子供の予防接種が受けられる「県広域接種パスポート」を発行し、今月から運用を開始している。各市町村間で異なっていた予防接種の手続きを簡素化することで、感染症対策の推進や子育て家庭の利便性向上を図る。

定期予防接種については、市町村が実施主体で居住する市町村内の医療機関での受診が原則となっている。県では広域化の取り組みを進めてはいたが、各市町村で手続きが異なるなど県民から簡素化に向けた要望があった。こうした事態を受け県は、県医師会や市町村などと協議を重ねた結果、1月に県広域的予防接種事業実施要領を策定し同パスポートを創設した。

 対象者は、かかりつけ医が居住市町村以外の県内にある子供や母親の里帰り出産などで居住市町村以外に長期滞在している子供など。予防接種の種類は、麻疹風疹、日本脳炎、BCG、水痘、B型肝炎など14種類で、県医師会がとりまとめた全県下の開業小児科医や県立病院など260カ所以上の医療機関で対応する。

 居住地の市町村に電話で申し込み、同パスポートの交付を受ける。希望する医療機関に電話で申し込み、パスポート記載の「広域接種番号」で情報を確認。接種料金と居住市町村負担額の差額を窓口で支払う。

 達増拓也知事は「便利に予防接種を受けやすくしようと県と市町村、県医師会で体制づくりを進めてきた。新しいパスポートの制度を活用して予防接種を受けてもらいたい」としている。

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