21日、待望の開通式 東北道・奥州スマートIC 高まる利便性期待
東北自動車道の奥州スマートインターチェンジ(IC)は、21日に開通する。県内では矢巾(3月24日開通)に次ぐスマートICで、本線直結型としては初めて。当日は午後3時の開通を前に奥州市の現地で開通式が予定されている。
奥州スマートICは、2016年9月17日に着工式が行われ、市と県、NEXCO東日本北上管理事務所が同市胆沢地内で整備を進めてきた。
県立水沢農業高校に近く、水沢ICから南に6・6キロ、平泉前沢ICから北に10・9キロに位置する。
本線直結型の自動料金収受システム(ETC)専用のIC。上り線は市道附野下笹森線から、下り線は県道衣川水沢線からそれぞれ本線に接続する。総事業費は約35億円。
奥州スマートICの開通により、高速道を利活用した産業振興、救急医療施設へのアクセス向上による救命率の向上、企業の物流の効率化による生産性の向上、観光・イベントの誘客拡大などの効果が期待される。
開通式は上り線のスマートIC内で午前10時30分から予定。主催者あいさつや来賓祝辞、事業経過報告に続き、くす玉開きなどで開通を祝う。