一関・平泉

春の藤原まつり 食品提供安全に 関連業者ら衛生管理学習【平泉】

手洗いチェッカーを使い、洗い残した部分を確認する参加者

 5月1日に開幕する春の藤原まつりを前に、平泉町内の飲食店をはじめとする食品関連業者を対象とした食品衛生講習会が16日、平泉商工会館で開かれ、参加者25人が食中毒防止のポイントを学んだ。

 祭りやイベント会場などに出店する業者の食品事故を未然に防ごうと、平泉商工会サービス業部会と県食品衛生協会一関支会平泉分会が開催。一関保健所主任主査の懸田節さんが講師を務め、「食中毒の予防」「臨時飲食店営業に関する留意点」をテーマに講義した。

 食中毒の予防では、今後発生が懸念される黄色ブドウ球菌やカンピロバクターなどの細菌による食中毒を中心に、食品の加熱や迅速な調理作業、適切な温度管理の必要性を指摘。中でも手指の清潔保持が食品衛生の基本とし、希望者が日ごろの手洗いで洗い残しがないか手洗いチェッカーを使い実際に確認した。

 臨時飲食店営業に関する留意点では、縁日や伝統的行事などの出店で調理工程や提供品目の違いにより「飲食店営業」「喫茶店営業」に分類される点を説明。臨時の店舗では流水式の設備が確保しにくいため、改めて食肉や魚介類、野菜などの取り扱いに注意を促した。

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