一関・平泉

市農委広報が優秀賞 全国コン 読みやすさ 創意工夫【一関】

農業委員会だより全国コンクールで優秀賞を受賞した(右から)市農委の伊藤会長、伊藤編集委員長ら

 一関市農業委員会(伊藤公夫会長)発行の広報紙「いわいの大地」が、全国農業会議所主催の第24回農業委員会だより全国コンクールで優秀賞を受賞した。市農委として初の応募ながらも、読みやすさや必要な情報提供など、創意工夫を凝らした編集とメッセージ性の強い構成が評価された。編集委員長の伊藤勉さん(68)=同市藤沢町=は「われわれは今年で任期を終えるが、次の委員にも新規就農者を増やせるような紙面作りをしてほしい」とし、今回の受賞を励みにさらなる内容充実を期待している。

 同コンクールは、各都道府県の選考を経て応募された農業委員会だよりについて紙面内容やレイアウトなどを審査し、最優秀賞、優秀賞、特別賞を決定している。今回は全国から36点が寄せられ、京都府京田辺市農委が最優秀賞、一関市農委と長野県松本市農委が優秀賞、宮城県登米市農委が特別賞を受賞した。

 優秀賞に選ばれた一関市農委の広報紙は、2017年に発行した1月、4月、8月各号(A4判4ページ、2色刷り)で、季節を感じてもらえるようイメージに合った色を基調としている。各号の1面では、地域の営農組織にスポットを当てた特集や農政懇談会で出された意見、提言、例年実施している農地パトロールの記事を掲載した。

 審査では、コンパクトで読みやすく、農家に必要な情報提供を行っているほか、農業委員が順番で執筆する独自企画のリレー投稿や農業者年金連載など、全体的に充実した内容が好評だった。

 19日には伊藤会長(74)と伊藤編集委員長が市役所を訪れ、賞状を披露しながら佐藤善仁副市長に受賞を報告した。

 伊藤会長は「本県から全国コンクールに進んだだけでも光栄なことだが、優秀賞を受賞できたことに感心している」と編集委員8人の努力をたたえた。

 伊藤編集委員長は「みんなに手に取ってもらうことを基本にやってきた。広報の役割は農業に興味を持ってもらうことだ。インタビューを通して一生懸命な人がたくさんいることを知ったことが成果だと思っている」と振り返った上で、今後も充実した紙面作りが行われるよう願っていた。

momottoメモ

[外部リンク] 一関市農業委員会の広報誌「いわいの大地」一覧

◆一関市農業委員会だより

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