奥州・金ケ崎

城下町飾る伝統行事 28・29日、日高火防祭【奥州】

日高火防祭のPRポスター

 300有余年の歴史を誇る日高火防(ひぶせ)祭は28日に前夜祭、翌29日に本祭が奥州市水沢の中心市街地で開かれる。防火の願いを込めた地域行事で、本祭では9町組による絢爛(けんらん)豪華なはやし屋台が通りを練り歩く。さらに協賛出演の42、25歳水沢厄年連は躍動の舞で伝統の祭りを盛り上げる。

 28日は夕方から水沢駅通りで稚児行列や鹿(しし)踊り、まとい振り、厄年連による創作演舞などを実施。29日は午前10時40分から日高神社参道入り口付近で遙拝(ようはい)式を行い、午後1時15分に九つの屋台が巡行に出発する。

 夜になると、ぼんぼりの明かりで華やかさを増した屋台が水沢駅前に集結し、「そろい打ち」と「相打ち」で迫力のクライマックスを迎える。祭事中は行事の時間帯に合わせ、交通規制が敷かれる。

 日高火防祭は、江戸時代に水沢で発生した大火を受け、時の城主が神社に祈願したことが由来とされる。女児らを乗せたはやし屋台が、格調高い音色を響かせながら通りを運行することで有名。城下町・水沢の春を彩るイベントとして定着している。

 問い合わせは市商業観光課=0197(24)2111=まで。

momottoメモ

◀日程、はやし屋台の運行図などを確認できます。電子新聞momottoにログインしてご覧ください。(2018年4月22日付・7面)

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