奥州・金ケ崎

三者三様 手業の世界 亀の子館 27日まで 仙台在住女性が3人展【奥州】

魅力あふれる作品が並ぶ3人展(右から中村さん、及川さん)

 仙台市在住の女性による3人展が奥州市江刺中町のギャラリー亀の子館で開かれている。布地を生かした創作のひな人形、帯、着物を用いた布絵や衣類、組みひものアート作品と三者三様の手業の世界が広がり、来館者を魅了している。27日まで。

 出展者は創作人形作家の熊谷恵子さん(76)、布絵作品などに趣味で取り組んでいる及川礼子さん(70)、アート組みひも作家の中村多恵子さん(72)の3人。創作を通じて長年親交を深めている。

 同館での展示は、熊谷さんと中村さんが2014年3月に開いて以来。熊谷さんが15点、及川さんが24点、中村さんが150点を出品した。

 及川さんの布絵作品は、帯や着物の色柄を生かして貼り付け、連獅子、こいのぼりなどを描いた。「昔の着物を絵の具代わりにして表現している。古ければ古いほど味がある」という。

 また、中村さんは組みひもに新たなアレンジを加えてストラップ、ネックレスといったアクセサリーに仕上げた作品、絹糸を平面的に組み合わせてデザインにしたバッグなどを展示。「自分の好きな時にでき、やり始めると夢中になれる」と魅力を語っている。

 展示時間は午前10時~午後6時(27日は午後2時終了)。火曜休館。

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