一関・平泉

国道342号真湯―須川高原温泉間 27日開通 関係者が積雪状況確認 GW前にゴーサイン【一関】

真湯-須川高原温泉間で積雪量などを確認する合同パトロールの参加者

 県南広域振興局一関土木センターなどは24日、冬季通行止めとなっている一関市厳美町の国道342号真湯-須川高原温泉間(14・9キロ)で合同パトロールを行った。関係機関・団体が積雪状況などを確認した結果、27日正午に開通することが決まった。

 同区間は雪と路面凍結のために2017年10月から夜間通行止めとなり、11月からは冬季通行止めの措置が取られていた。

 パトロールには同センターのほか、県交通一関営業所、一関署、市などから15人ほどが参加。乗用車に分乗して真湯ゲート前を出発し、各ポイントで斜面の積雪の多さや道路標識などをチェックした。

 パトロールでは、高さ約5メートルまで雪が積もっている場所や重さで破損した雪崩防止柵、巨大な雪の塊などが確認された。須川高原温泉到着後に意見交換会が行われ、交通規制の解除日を設定した。

 開通後も当面は夜間(午後5時~翌日午前9時)通行止めとなる。真湯ゲートから同温泉方面への通行は午後4時から規制する。同温泉は28日に営業を開始し、5月3日から宿泊を受け入れる予定。栗駒山の山開きは5月20日に行われる。

 同センター道路河川環境課の小山隆春課長は「今年は例年よりも雪が少なく、目標のゴールデンウイーク前に解除できた。多くの観光客に須川を楽しんでもらいたい」と話していた。

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