花巻

密輸入を水際防止 大船渡税関支署 花巻空港で強化検査

違法薬物持ち込みや金の密輸入に目を光らせた空港取り締まり

 函館税関大船渡税関支署(小林基泰支署長)による搭乗者強化検査は24日、花巻市のいわて花巻空港で行われた。函館税関の特別取り締まり期間(23日~5月10日)に合わせた強化検査で、同日は、台湾からの国際チャーター便(中華航空)利用者の金属探知や手荷物確認を実施。海外からの違法薬物や金の密輸入などを水際で防ぐため、同支署員らが目を光らせた。

 全国税関が取り組む「不正薬物、銃器、金及びテロ関連物資取締強化期間」を受けた強化検査で、24日は同支署員ら6人が対応。同空港国際線旅具検査場で、同便乗客107人の手荷物などを確認した。違法物資を着衣や下着の中に忍ばせる手口もあることから、担当者は、利用者の衣服にも触れ、慎重にチェックしていた。

 小林支署長は「違法な薬物や銃器、金の密輸入事案が発生している。金密輸は大きな社会問題にもなっているので、取り締まりを厚めに行う方針。(違法な持ち込みを見逃さないために)旅客の全体を見るようにしている」と話し、一人ひとりの荷物の扱いやしぐさなど、細部にまで気を配っていた。

 函館税関によると同税関管内の2017年関税法違反事件は6件。今年は3月までに、既に5件を摘発しているという。

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