大谷、4失点 3勝目ならず
【ヒューストン時事】米大リーグは24日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高出)は3勝目を懸けてアストロズ戦に先発し、5回3分の1を投げて6安打4失点、7奪三振で勝敗はつかなかった。勝利投手の権利を持って降板後、救援投手が逆転本塁打を浴びた。エンゼルスは8-7で競り勝った。
ドジャースの前田はマーリンズ戦に先発し、6回4安打1失点、7奪三振と好投したが、3勝目はならなかった。チームは2-3で敗れた。
ダイヤモンドバックスの平野はフィリーズ戦の七回に登板して1回無失点。チームは8-4で勝った。パドレスの牧田はロッキーズ戦で六回から投げて2回無失点。チームは0-8で敗れた。マリナーズのイチローは、ホワイトソックス戦に出場しなかった。
大事な場面で痛い四球を出した。エンゼルスの大谷は3点リードの五回、先頭のゴンザレスに四球。続く9番フィッシャーには初球が甘く入り、95マイル(約153キロ)の速球をバックスクリーン左へ運ばれた。1点差に迫られ、打球の行方を見届けて首をかしげた。
後続を断って六回もマウンドに上がったものの、先頭グリエルにまた四球。続くブレグマンを三振に仕留め、左打者のマキャンを迎えたところで降板。救援のアルバレスが逆転2ランを浴び、大谷の勝ち星は消えた。
アストロズは昨季、総得点とチーム打率が全球団のトップだった。その強力打線を何とか6安打に抑えたものの、四球が五つでは多過ぎた。球数もかさみ、98球で降板を余儀なくされた。
五回には2死一塁の場面で迎えた4番レディックに大リーグ移籍後最速となる101マイル(約163キロ)の速球を投じ、最後は変化球で右飛に打ち取った。所々でインパクトのある投球を見せ、降板時には敵地のファンからも拍手が送られたが、先発の役割を果たせず物足りない投球だった。