一関・平泉

自慢の特産品PR 駅マルシェ2年目始動【一関】

JR一ノ関駅の東口橋上通路で開催された2018年度最初の駅マルシェ

 連休を利用して訪れる観光客らをターゲットに一関市の特産品をPRする一ノ関駅東口橋上マルシェ(駅マルシェ)は6日、JR一ノ関駅の東口橋上通路で開かれた。市内を中心に個人、団体合わせ16店舗が出店し、農産物や加工品、民芸品などを販売。同駅から首都圏などに戻る観光客や帰省客らが立ち止まり、気に入った商品を買い求めた。8月11日(山の日)と10月8日(体育の日)にも開催される。

 駅マルシェは、市が2017年度に初めて企画。日ごろは同駅東口に近い新幹線ホームに向かうために通過するだけとなっている通路を地元物産品の販売、PRに活用し、駅東地区のにぎわい創出につなげようと、昨年度に引き続き開催した。同日は駅利用者が多い時間帯の午前9時から午後3時まで開催。事前に申し込んだ農業生産団体や農産物を扱う民間企業、自営業者が出店し、野菜やコメ、シイタケといった農産物をはじめ、ピーマンを使ったみそやヨモギのうどん、日本酒などが所狭しと並んだ。

 ゴールデンウイーク最終日だけに、東京行きの新幹線発車時刻が近づくと、大きなかばんやキャリーバッグを持った観光客のほか、帰省先から自宅に戻る人たちが大勢訪れ、売り子の声に思わず足を止めて気になる商品を手に取ったり、試食したりしながら商品を購入していた。

 駅マルシェ初参加の猿沢地区振興会(同市大東町)は、地元のコンビニエンスストアのみで扱っている「猿沢羊羹(ようかん)」100本を販売。同会の関係者は「手作りなので大量生産できないが、PRするチャンス。試食してもらったお客さんから感想が聞ける機会にもなり、作り手の励みになる」と笑顔で商品を売り込んでいた。

 市農林部の菅原稔政策推進監は「昨年は天候の関係で2回しかできなかったが、今年も3回の開催を予定している。開催ごとに出店者を募り、マルシェとしての魅力を高めていきたい」と話している。

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