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大谷、1カ月ぶり3勝目

マリナーズ戦に先発し、力投するエンゼルスの大谷=6日、シアトル(時事)

【シアトル時事】米大リーグは6日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高出)はマリナーズ戦に先発し、6回3分の0を投げて6安打2失点で4月8日以来となる3勝目(1敗)を挙げた。七回に2点本塁打を浴びた。エンゼルスは8-2で快勝した。

 大谷の登板は4月24日以来で5試合目。指名打者で出場した同27日の試合の走塁で左足首を捻挫し、5月1日の先発登板を回避していた。

 ダイヤモンドバックスの平野はアストロズ戦の七回途中に登板し、3分の2回を投げて無安打無失点。チームは3-1で勝った。マーリンズの田沢はレッズ戦の九回に登板し、3分の1回を投げて2安打2失点。チームは8-5で勝った。

組み立て変え好投 7回途中2失点

 160キロ超の直球と、鋭いフォークを操るエンゼルスの大谷が、この日はカーブやスライダーをうまく使った。これまでの4試合から組み立てを大きく変え、「その方が抑えられると思ったので、きょうに関しては全球種満遍なく投げた」。しっかりと試合をつくり、約1カ月ぶりの3勝目を手にした。

 事前に相手打線の映像などを確認し、練ったプランだったという。「各球団、各打者で特徴はある。それは日本でもアメリカでも変わらない」。普段は多投することのないカーブの制球もさえていた。

 2番セグラ、3番カノ、4番クルーズを無安打に封じ、打線を分断した。大リーグを代表する好打者のカノに対しては、第1打席は初球にカーブを見せ、2球目は98マイル(約158キロ)の直球。3球目もカーブと緩急を使って右飛に打ち取った。四回の先頭で迎えた第2打席は、左打者に対してはあまり投げることのなかったスライダーで右飛。3打席目は力勝負で左飛に仕留めた。

 指名打者として出場した4月27日の試合で左足首を捻挫し、5月1日の登板を回避した。中11日の登板にも、無難に役割を果たし「(けがの影響は)なかった。制球もアメリカに来てから一番、思った通りに投げられていた」。けがの不安も一掃する好投だった。

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