北上・西和賀

稽古の成果力強く 青少年鬼剣舞まつり 7育成団体出演【北上】

躍動感あふれる演舞を披露する育成団体の子供たち

 第4回青少年鬼剣舞まつりは6日、北上市本通りのツインモールプラザ東館前広場で開かれた。市内の鬼剣舞育成団体の子供たちが日ごろの稽古の成果を発揮し、精いっぱいの演舞を見せた。

 ツインモールプラザテナント会が主催。鬼剣舞に励む子供たちに公演の場を提供し、後継者育成と継承につなげようと2015年から毎年、大型連休中に開いている。

 今年は黒岩鬼剣舞修行生、口内町きらめき鬼剣舞、二子鬼剣舞少年団、鬼柳鬼剣舞少年団、北藤根鬼っこ剣舞、飯豊鬼剣舞少年団、相去鬼剣舞ジュニアクラブの7団体が出演。4歳から高校3年生まで合わせて約80人が踊り手を務めた。

 子供たちは衣装を身にまとい、扇子や刀を手に「刀剣舞の狂い」「一番庭」「二番庭」「八人加護」などを披露。笛や太鼓、かねに合わせ躍動感あふれる踊りで、来場者から大きな拍手が寄せられた。この日が初公演となった鬼柳鬼剣舞少年団の佐藤遼磨君(南小3年)は「衣装も重くて緊張したが、みんなの前で踊れてうれしかった。いっぱい練習して、もっとうまくなりたい」と目を輝かせた。

 中には「膳舞」や「一人加護」と1人の演目もあり、大人顔負けの演舞で来場者を魅了。一人加護を舞った北藤根鬼っこ剣舞の髙橋愛花さん(笠松小6年)は「練習の成果をほとんど出せた。中学校に行っても続けたい」と意欲的だった。

 同テナント会事務局で北上都心開発の高橋邦治業務係長は「年々レベルが上がっている。子供たちは他団体の踊りも見て刺激になり、さらにやる気も出たと思う。これを後継者育成につなげていきたい」と話していた。

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