北上・西和賀

乳幼児の世話一室で さくらホール赤ちゃんの駅 おむつ交換台など整備【北上】

さくらホールのリニューアルされた乳幼児と母親向けの一室を見学する関係者

 北上市文化交流センターさくらホール内にある乳幼児と母親向けの一室がリニューアルされた。新たにおむつの交換台や授乳専用ベンチ、水回りなどを整備し、赤ちゃんの世話が一室で完結する環境に。同ホールは親子連れの一層気軽な利用、来場を呼び掛けている。

 この部屋はメイン玄関脇にあり、既存の乳幼児用ベッド、救護用ベッドに備品を追加。子供が安全に遊べるキッズコーナー、プライバシーを守るカーテンも整備した。

 同ホールは、市文化創造(淺田格理事長)が市から指定管理を受託。利用環境充実のため2017年度から整備を進め、地元の東北学院同窓会北上・和賀支部が発足30周年記念事業として市に各備品を寄贈していた。

 10日は同ホールでセレモニーが行われ、関係者が出席。小原善則教育長は「より良い子育て環境の整備に市が取り組んでいるところにご高配を頂いた。今後も気安く立ち寄れ子育てができる環境に寄与したい」と感謝し、テープカットで新装を祝った。

 乳幼児と母親向けの一室は、14年4月に市から乳幼児連れの保護者がおむつ替えや授乳などに無料で利用できる「きたかみ赤ちゃんの駅 ほっぺ」に登録されている。

 淺田理事長は「備品が一通りそろい、多くの親子連れに、さらに喜ばれる施設にしたい。『赤ちゃんの駅』の周知も進んでほしい」と話している。

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