花巻

産地で釜ご飯、格別 神奈川の生協 組合員らがツアー【花巻】

釜で炊いたご飯に歓声を上げる参加者

 神奈川県の生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープの組合員らは13日、花巻市東和町の「とうわメダカの里」で自然体験交流を行い、釜炊きご飯の昼食やザリガニ釣りなどで楽しい時間を過ごした。

 旧東和町と川崎市の姉妹都市締結を縁に交流があり、2000年からは同コープ組合員が東和町で農作業に取り組む産地ツアーを継続している。

 今回はスタッフ含め親子連れら37人が来県。12日は花巻地域水稲生産部会東和支部(小原君雄支部長)と共に無農薬・無化学肥料の「ひとめぼれ」の田植えを体験した。

 13日は親子がため池でザリガニ釣りに挑戦し、割きいかを餌に釣り糸を垂れた。自然体験交流は、イーハトーブ里山水棲生物保存会が03年から受け入れており、菊池睦夫理事長はザリガニが生態系に与える影響や食物連鎖を説明。昼食は交流水田で収穫したコメを釜で炊き、花巻地方生活研究グループ東和支部「小山田美女会」が提供する郷土料理と一緒に味わった。

 神奈川県横須賀市の藤井千里さん(40)は「子供に農業や自然、食の大切さなどを学んでもらいたくて参加した」と語り、長女の万弥さん(7)は「ザリガニは4匹釣れた。田植えは、おいしいコメになるのが楽しみ」と笑顔を広げた。

 産地ツアーは今後、草取り(6月)、稲刈り(9月)、しめ縄作り(12月)が計画されている。

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