一関・平泉

今年初の真夏日 一関地方 須川牧場で牛の放牧始まる

夏本番を思わせる日差しの中、広々とした牧場に放され、のんびりと草をはむ牛

 16日の一関地方は、本州付近を覆う高気圧の影響で朝から気温が上昇。日中の最高気温は一関で31・9度、千厩で30・1度(ともに盛岡地方気象台調べ)を観測し、今年初の真夏日となった。

 夏本番を思わせる日差しの中、一関市厳美町と平泉町平泉にまたがる須川牧場では今シーズンの牛の放牧が始まり、繁殖農家から預託された牛がトラックで次々と運び込まれ、牧草が青々と茂った草原に放たれた。

 初めのうちトラックの荷台から動こうとしなかった牛たちも、牧場に下ろされると広い草原を元気よく走り回り、のんびりと草をはんだり横になりながら、伸び伸びと過ごしていた。

 同牧場は面積が約170ヘクタールあり、2日には牧場を所有する市町や管理運営するJAいわて平泉、繁殖農家ら関係者の代表による開牧式を行い、14日から入牧開始。2018年度は一関地方の和牛繁殖農家から黒毛和種を10月末まで受け入れ、頭数はピーク時で前年度を上回る250頭ほどになる見通し。

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