奥州・金ケ崎

世界の二刀流へエール 田んぼアート 今年は大谷選手デザイン【奥州】

 奥州市の田んぼアート実行委員会(森岡誠会長)は、2018年度の図案を米大リーグ・エンゼルスで活躍中の大谷翔平選手(23)に決めた。世界の舞台で投打の二刀流を実現させた若武者へ、出身地からの応援の思いを込める。実行委では6月3日に田植えを予定しており、一般参加者を募集している。

 「田んぼはキャンバス!」を合言葉に、同市での田んぼアート事業は11年目。アートを描くのは同市水沢佐倉河字北田地内の水田で、面積40アールをキャンバスに見立て迫力満点の巨大絵を仕上げる。

 今回は大谷選手がボールを投げる投手の姿と、打者としてバットを振り抜く瞬間をデザイン=写真=。実行委が大谷選手の両親を通じ、球団側から図案使用の許諾を得た。「おらほの★」「SHO‐TIME」の文字も入れる予定で、6品種の稲で色を表現する。スポーツ選手のデザインは初。

 森岡会長(66)は「大谷選手は地域住民の宝だと思う。地元からの応援が伝わるよう、しっかりとアートを完成させたい」と張り切っている。

 田植え作業は来月3日午前9時からで、実行委が地元農家や児童・生徒らの参加を呼び掛けている。希望者は参加申込書を今月30日までに、いわて生協コープアテルイのサービスカウンターに提出する。当日参加も可能だが、傷害保険には加入できない。

 問い合わせ先は、実行委事務局=0197(24)9562=。

地域の記事をもっと読む

奥州・金ケ崎
2024年4月19日付
奥州・金ケ崎
2024年4月19日付
奥州・金ケ崎
2024年4月19日付
奥州・金ケ崎
2024年4月19日付