北上・西和賀

「西わらび」全国に ゆうパック出発式 安全出荷、消費拡大期す【西和賀】

ゆうパックによる西わらびの初出荷を祝い、テープカットをする関係者

 西和賀町の特産ワラビ「西わらび」のゆうパック出発式(西和賀産業公社主催)は18日、同町沢内字大野のJAいわて花巻西和賀地域営農センター農産物集出荷施設で行われた。関係者が2018年産の新鮮なワラビを載せた第1便を見送り、安全な出荷とさらなる消費拡大に期待を込めた。

 雨のため、同公社農産物加工場(沢内字太田)から会場を変更して行われた同日は、同公社と共催の日本郵便、町関係者や生産者ら約30人が出席。同公社代表取締役社長を務める細井洋行町長は「今年も全国のワラビファンが待っている。新しい味わい方も提案しながら、より一層喜んでもらえるように努めていく」とあいさつした。

 来賓の深澤重勝町議会議長ら3人が祝辞を寄せ、関係者がテープカット。出席者全員によるシュプレヒコールに続き、200箱を積んだトラックが出発した。

 県西部の山間部に生育することに由来する西わらびは、太くて粘りが強く、あくやすじが少ないのが特長で、多くの人に親しまれている。

 同公社によると、西わらびのゆうパックによる注文は、16年が4500箱、17年が6600箱と順調に増加。同日現在で5200箱受注しており、今年は25日までの取り扱い期間中に昨年以上の受注を目指している。

 町内の生産者らでつくる西和賀わらび生産販売ネットワークの湯沢正会長は、「出荷が始まり、高揚感に満ちている。西和賀の気候、風土によっておいしい味わいとなるワラビをもっと広めていきたい」と意欲を見せた。

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