一関・平泉

来月3日「森は海の恋人」植樹祭 30回記念し対談 室根【一関】

観察会、水車まつりも

 第30回「森は海の恋人」植樹祭は、6月3日に一関市室根町の矢越山(519メートル)ひこばえの森で開かれる。全国から集う参加者と地域住民が一緒に落葉広葉樹の苗木約1500本を植える一大イベントで、今年は30周年の節目に合わせた記念のトークショーを実施するほか、恒例の水車まつりを併催。多彩な催しを通じて森と海の共生による環境づくりに理解を深めてもらう。

 植樹祭は、牡蠣(かき)の森を慕う会(畠山重篤代表)と室根町第12区自治会(三浦幹夫会長)が主催。気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根に落葉広葉樹を植樹し、カキが育つ豊かな海をつくろうと宮城県気仙沼市の漁師たちが始めた取り組みで、環境保全を考えるイベントとして全国からも注目を集めている。

 当日は午前9時にひこばえの森交流センターで受け付けを開始。上折壁子ども打ちばやしによるオープニングに続き、30周年記念対談として畠山代表、三浦会長らによるトークショーが行われる。10時に開会式、10時50分に登山を開始し、現地で植樹作業に当たる。作業終了後の午後0時15分からは森の観察会を実施する。

 併催の水車まつりでは午前9時から水車小屋を稼働させるほか、矢越かぶのかぶぶかしや水車そばが味わえる食堂、いわて南牛の串焼きなどを販売する自治会設営のテント、物産即売のこっとんこ市を開設。午後0時20分からは県立北上翔南高校の鬼剣舞、鮪立(しびたち)大漁唄込保存会の大漁唄込、よさこいチーム・桜室連によるステージが繰り広げられる。

 参加無料で、雨天決行。問い合わせは畠山代表=0226(31)2751=、または三浦会長=0191(64)2338=へ。

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