北上・西和賀

御輿に演舞、花火大会 26日、錦秋湖湖水まつり 巨大あんどんでPR【西和賀】

湯田庁舎近くの国道107号沿いに巨大あんどんを設置する実行委メンバー

 第38回錦秋湖湖水まつり(実行委主催)は、26日に西和賀町川尻の錦秋湖畔で開かれる。湖上体験や御輿(みこし)渡御、鬼剣舞演舞、夜空を彩る花火大会などを繰り広げる。翌27日の第38回錦秋湖マラソンと合わせ、両日開催される町の一大イベントを内外にPRしようと、実行委は22日に高さ約4メートルの巨大あんどんを町内に2基設置した。

 巨大あんどんの設置には同商工会青年部員や職員ら実行委6人が参加。町役場湯田庁舎近くの国道107号沿いに、美しい和服姿の女性画とともに「錦秋湖湖水まつり」の文字が記されたあんどんを取り付けた。

 同商工会青年部長の照井恵悟さん(37)は「間もなく本番を迎え、気持ちも引き締まる。当日は多くの皆さんに足を運んでもらいたい」と来場を呼び掛けた。

 日程によると、乗船したボートから錦秋湖の新緑を楽しむことができる湖上体験は、町役場湯田庁舎近くの川尻小公園を発着点に午後1時30分から3時まで実施。高校生以上は協力金が必要で、希望者多数の場合は乗船が制限されるほか、悪天候時は中止となる。

 JRほっとゆだ駅前がら同庁舎前までみこしが練り歩く御輿渡御が行われ、かがり火がたかれる同公園内では湯本鬼剣舞が演舞される。

 メインとなる花火大会は7時30分開始。「にしわが光の旅路」がテーマの3部構成で、尺玉やスターマイン、水中花火などを約1600発打ち上げる。終了は8時30分を予定している。

 まつりは1980年に川尻商店会青年部が中心となってスタート。東日本大震災の影響で中止となった2011年の翌12年から、同商工会や町観光協会らで新たな実行委を組織して引き継いでいる。錦秋湖マラソンの前夜祭としても親しまれている。問い合わせは同商工会内の実行委事務局=0197(82)2270=へ。

27日に号砲 錦秋湖マラソン

 第38回錦秋湖マラソン(西和賀町など主催)は、27日に町内で開かれる。新緑の錦秋湖畔を舞台に、県内外のランナーが、男女年齢距離別で健脚を競い合う。

 同大会は1981年に初開催。東日本大震災の影響で中止となった2011年を除き、錦秋湖周辺の魅力をアピールする湖水まつりと併せ、町最大のイベントとして毎年5月に開催している。

 当日は14部門に前回(1899人)を超える1919人がエントリー。町役場湯田庁舎前を発着点に主要地方道盛岡横手線や国道107号の一部を通る特設コース(日本陸上競技連盟公認コース)で行われ、午前10時に30キロとハーフ、10時5分に10キロがスタートする。雨天決行。17年ロンドン世界陸上日本代表で、18年4月のボストンマラソンで優勝した川内優輝選手(埼玉県庁)が、ゲストランナーとして出場する。

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