花巻

食で学ぶ韓国文化 国際交流協、多文化サロン【花巻】

李さん(左から4人目)の指導で韓国料理に理解を深める多文化サロン参加者

 花巻国際交流協会の国際理解推進事業・多文化サロンは20日、花巻市葛の市交流会館で開かれた。「料理で学ぶ韓国文化講座」と題し、参加者が、日本でも人気の韓国メニューを調理。食を通して海外文化に親しんだ。

 同協会が主催し、楽しみながら他国の文化に理解を深める催し。韓国出身で盛岡市在住の李美淑さん(52)を講師に、12人が干しダラのスープ「プゴググ」、同国の春雨いため「チャプチェ」、ビビンバなどを調理した。

 作業の傍ら、李さんは「韓国料理は野菜をたくさん使い、季節ごとに体にいい物を取ります」「難しく考えず、いろいろな材料を試して料理してください」などとアドバイス。素材の特徴や調味料の使用加減といった調理のこつを解説していた。

 調理後は皆で味わいながら、李さんらのミニ講話に耳を傾けた。韓国の食事マナー説明で「器を持って食べない」「目上の人がいる席でお酒を飲む時は横を向いて飲む」などと紹介されると、会場の一部から驚きの声も上がっていた。

 同サロンは今秋にも開かれる予定。

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