北上・西和賀

鮮やかに、シックに 一針一針重ねて 平野美代子さんパッチワーク展・30日まで【北上】

大作が目を引く平野さんのパッチワーク作品展

 北上市九年橋の平野美代子さん(63)によるパッチワーク作品展が同市相去町小糠沢の相去地区交流センターで開かれ、力作が来場者を楽しませている。30日まで。

 同センターの今月のロビー展で、平野さんは以前の出展者からの紹介で出品。会場には新作やここ5年ほどの近作64点が並んでいる。

 このうちメインのタペストリーは、2メートル四方の大作が目を引く。装飾として屋内と調和するシックな色使いが中心だが、鮮やかな原色を多用した作品もある。複数の作品を並行して制作し、大型の物は完成まで2年もかかるという。バッグや小物入れなども展示している。

 平野さんはパッチワーク教室「麦の穂」を主宰し、日本手芸普及協会認定の指導員。自宅など市内3カ所で指導している。「配色にはいつも悩む。到達点はないと思う」と制作の奥深さを語り、「年齢を重ねて針と布を持つ時間がさらに大切になったと感じる。一針一針思いを込め縫った作品を見てほしい」と来場を呼び掛けている。

 入場無料。時間は平日の午前9時~午後5時。

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