奥州・金ケ崎

田植え速く正確に 水沢農高で全日本選手権 21チーム競う【奥州】

高校生らが手植えのスピードと正確性を競った全日本田植選手権大会

 第65回水沢農業高校田植競技会・第20回全日本田植選手権大会(同校農業クラブ主催)は23日、奥州市胆沢小山の同校敷地内水田で開かれた。高校と一般の部に県内外から21チームが出場。素足で水田に入り、手植えのスピードと正確性を競った結果、高校の部は千厩、一般の部は笹森地区が優勝した。

 稲作の基本となる手植え技術の習得、日本の農業を担う姿勢と意欲向上などを目的に毎年開催。今回は高校の部に水沢農関係の9チームと花巻農、千厩など計13チーム、一般の部には地元のJAや消防団、農業委員会など8チームが出場した。

 競技は選手11人によるリレー方式で実施。幅90センチ(3株植え)、長さ88メートルのコースに選手たちが次々と入り、苗籠をバトン代わりに前進した。

 横一列に並んだ第1走者は、合図とともに一斉にスタート。一心不乱な植え付けで猛ダッシュするチームもあれば、移植の丁寧さを重視するチームもあり、選手たちは水田脇からの声援を背にゴールを目指した。

 序盤、圧倒的なリードを見せていた水沢農2年A組の2走・伊藤龍雅君(16)は「普段から家で手伝っていたのが成果となった。去年より上出来」と納得の表情だった。

 結果は次の通り。(敬称略)

 ▽高校の部①千厩(927点)②水沢農3年B組(865点)③同3年A組(831点)

 ▽一般の部①笹森地区(868点)②奥州市消防団第31分団(851点)③奥州市農業委員会(844点)

 ▽応援賞①盛岡農②水沢農2年C組③同2年A組

 ▽個人賞(減点ゼロ)=那須野歩、菅原夏音、星来夢(以上千厩)遠藤幸忠(JA岩手ふるさと)伊藤博(奥州市農業委員会)阿部真理子(マイムマイム奥州)

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