奥州・金ケ崎

秋の収穫楽しみ 騎手と園児 芋の苗植え【奥州】

水沢競馬場内でサツマイモの苗を植えるむつみ保育園の園児と騎手

 奥州市水沢姉体町の水沢競馬場で24日、サツマイモの苗植え体験会が開かれた。初めての試みで、岩手競馬所属騎手と市内の園児が秋の収穫を楽しみに一緒に作業して触れ合った。

 同市水沢秋葉町のむつみ保育園(豊巻節子園長)の年長児24人と騎手9人が参加。伊藤秀延同競馬場長が「普段お馬さんに乗っているお兄さんたちと上手に植えて秋までにたくさん育つよう頑張って」と呼び掛けた。

 同競馬場中央部にある遊園地そばの畑約120平方メートルには黒いマルチシートが施され、同競馬場労務監督の千葉一男さん(63)の指導で等間隔に開けられた穴にベニアズマの苗100株を丁寧に植え付けた。

 芳賀倫ちゃん(5)は「教えられながら一緒に植えた」と話し、那須川結生ちゃん(5)は「お芋掘りして天ぷらにして食べたい」と収穫を楽しみにしていた。

 県調騎会騎手部会長の村上忍騎手(41)は「園児と交流できて良かった。競馬場や馬を身近に感じてもらえれば。秋の収穫が楽しみ」と話し、収穫時にはポニーとの触れ合いも検討している。

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