北上・西和賀

全国での活躍期す 空手「清空会」 児童3人が出場【北上】

空手の全国大会に出場する清空会の(左から)君島君、平野さん、伊藤さん

 北上市の空手団体「清空会」(佐藤清幸代表)に通う市内の小学生3人が8月4、5の両日に東京武道館で開かれる第18回全日本少年少女空手道選手権大会に出場する。県大会の組手部門で平野夢夏さん(南4年)、伊藤和奏さん(江釣子2年)が優勝、形部門で君島稜希君(南2年)が準優勝し、いずれも連続出場を決めた。小学生最高峰の大会で昨年を上回る成績を挙げようと稽古に打ち込んでいる。

 県予選の知事杯争奪第40回県少年空手道選手権大会は、今月6日に盛岡市の県営武道館で開催され、両部門ともトーナメント戦で争われた。

 平野さんは同団体初となる4年連続の全国大会出場で、組手は県大会3連覇。3月に初段となり黒帯を締めて臨んだ。「スピードが上がって技も正確に決まるようになり、後退せず自分から攻められた」と成長を実感している。

 昨年は全国大会1勝で、今年は8強入りが目標。「強い選手はたくさんいる。悔いを残さないように習ったことを出し切る」と闘志を燃やす。

 伊藤さんは昨年、別の道場から全国大会に出場して形で1勝を挙げており、組手でも成果を出した。「踏み込みが良くなり、県大会ではカウンターも決まった」と手応えを語り、「いろいろな技が出せるよう練習する。組手でも1勝したい」と意気込む。

 君島君は形で2年連続の県大会準優勝。「全国に行きたいと思い頑張ったが、何回やっても緊張する」と結果には満足しておらず、「たくさん練習して勝ちたい」と力を込める。

 平野さん、伊藤さんは形でも県予選で準優勝し、ポテンシャルが高い。指導者の一人、佐藤優歩さん(27)は「組手を中心に教えているが、試合中でも冷静に指導者の声を聞ける2人。成長を感じる」と評価。佐藤さんの妹で指導者の高橋詩音さん(24)も「君島君は度胸があり、本番に強い」と期待している。

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