北上・西和賀

湖面と夜空に光の大輪 錦秋湖湖水まつり【西和賀】

夜空や湖面を彩った第38回錦秋湖湖水まつり花火大会

 第38回錦秋湖湖水まつり(実行委主催)は26日、西和賀町川尻の錦秋湖畔で開かれた。青天の下、御輿渡御(みこしとぎょ)や鬼剣舞演舞を繰り広げたほか、花火大会では、湖畔に多くの来場者が集まる中、約1600発の花火が夜空と湖面を華やかに彩った。

 メインとなる花火大会は、「にしわが光の旅路」がテーマの▽美しい自然のふるさと▽西和賀 先人たちの物語▽ぐるっと西和賀宝物探し-と銘打った3部構成。家族連れら湖畔に詰め掛けた多くの来場者が、次々に繰り出される色とりどりの打ち上げ花火や水中花火に見入っていた。

 このほか、担ぎ手が威勢の良い掛け声を響かせながら、御輿がJRほっとゆだ駅から町役場湯田庁舎までを練り歩き、花火開始前には同庁舎裏の川尻小公園で湯本鬼剣舞が演舞。夕闇が迫り、かがり火がたかれて幻想的な雰囲気の中で、踊り手が勇壮な舞を披露した。

 まつりは、錦秋湖周辺の自然豊かな環境をアピールしながら、湖を生かした観光や地域振興につなげようと、西和賀商工会や町観光協会、にしわが建設会などでつくる実行委が企画。新緑の西和賀路で健脚を競い合う、錦秋湖マラソンの前夜祭としても親しまれている。

 27日は同庁舎前を発着点に第38回マラソン大会が開かれる。

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