県内外

「いわてマルシェ2018」始まる 盛岡 52事業者の逸品並ぶ

県内各地のえりすぐりの特産品を集めて開幕した「いわてマルシェ2018」

 県内の特産品を一堂に集めた「いわてマルシェ2018」(いわての物産展実行委員会主催)が31日、盛岡市菜園のパルクアベニュー・カワトクで始まった。県内各地から52事業者が出展し、各地の魅力ある食料品や工芸品を展示販売する。6月5日まで。

 本県の特産品の周知と販売拡大を目的に、県、いわて産業振興センター、商工関係団体などで構成する実行委が主催。従来の「いわて特産品フェア」から名称を改め、11回目となる今年は前回より12事業者多い52事業者が出展した。内訳は食料品35事業者、工芸品17事業者。

 各事業所の担当者らは来場者に声を掛け、いわて短角和牛、奥州いわいどり、白金豚など県産ブランド肉、三陸産海産物などをふんだんに使った食料品や、琥珀(こはく)や陶器、とんぼ玉、螺鈿(らでん)細工の工芸品など、多彩で個性豊かな岩手の特産品をアピールした。

 特別販売会として大船渡市のラーメン専門店「秋刀魚だし黒船」と海鮮料理店「活魚すごう」の出店や、岩手のご当地パンの販売、日本一の生産量を誇る岩手の漆を紹介する県内漆製品の展示販売なども行われている。

 来場者は試食で味を確かめながら品定めをし、盛岡市の主婦(64)は「2年間ほど県内を離れ、岩手は食材が豊かでおいしいものばかりだと実感した。素材自体の味や新鮮さが違う」と目当ての品を買い求めていた。

 会場には2019年ラグビーワールドカップ釜石開催や東日本大震災津波復興の歩みを紹介するコーナーなども設置。期間中の2、3日は震災からの復興を願い東北6県を代表する祭りが集う「東北絆まつり2018盛岡」の開催で県外からの集客も見込まれ、県産業経済交流課の佐々木琢磨主査は「県内えりすぐりの商品を持ち込んでいる。好みの商品を比べて買ったり、味わったりしてほしい」と話している。

 時間は午前10時~午後7時(最終日は午後5時まで)。

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