花巻

早池峰山、10日山開き 岳神楽保存会権現舞奉納 絵馬1000個を配布【花巻】

 花巻、遠野、宮古の3市にまたがる国定公園早池峰山(1917メートル)は10日に山開きする。午前8時から小田越登山口で入山式を行い、山頂で今シーズンの安全を祈願する。

 10時50分から行われる安全祈願祭では、神事に続き、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録されている岳神楽保存会(花巻市大迫町)が権現舞を奉納。記念品の絵馬1000個を配布する。

 山開きに合わせ、10日から8月5日まで土日・祝日の18日間、同市大迫町内川目岳地内から宮古市江繋地内までの主要地方道紫波江繋線16キロ区間の車両の乗り入れを規制し、シャトルバスを運行する。

 岳駐車場から河原の坊、小田越を経由して荒川までの区間を往復する便は、ほぼ30分置きに発着。運賃(片道)は中学生以上700円、小学生は半額。

 同山はハヤチネウスユキソウをはじめとする高山植物の宝庫。河原の坊登山道は一部が崩落し、通行止めとなっている。

 問い合わせは花巻市大迫総合支所地域振興課=0198(48)2111=へ。

事故防止へ危険箇所調査 登山道合同パトロール
▲早池峰山の登山道をパトロールする関係者

 10日の早池峰山山開きに向け、関係機関による早池峰地域登山道合同パトロールが1日行われ、約20人が早池峰山と薬師岳の登山道の状況を確認した。

 登山事故の未然防止と希少高山植物の盗掘防止を狙いとした早池峰地域保全対策事業推進協議会の事業の一環で、県南広域振興局保健福祉環境部が主催。国や県のほか、花巻、遠野、宮古の各市の担当者らが早池峰山小田越班と薬師岳班に分かれて登山した。

 雨天のため、早池峰山小田越班は1合目地点まで、薬師岳班は1500メートル付近までのパトロールとし、登山道の危険箇所やシカの生息状況などを調査。下山後に開かれた全体報告会では、ともに大きな崩落などは無かったが、シカの通り道や足跡、残雪が見られたことなどが示された。通行止めとなっている河原の坊登山道の現状についても情報共有した。

 同部環境衛生課の田老真帆主任主査は「マナーを守り、外来植物を持ち込まないよう配慮して早池峰の自然を楽しんでほしい」と話していた。

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