小学生が選ぶ“最強”の本 胆沢図書館 「こどもの本総選挙」結果【奥州】
奥州市胆沢南都田の胆沢図書館(藤田司館長)に、全国の児童が選りすぐった“最強”の本を並べた企画棚がお目見えした。その名も「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙 結果発表ベスト100」。ランクインした作品と関連本約300冊が来館者の関心を引いている。
小学生が一番面白いと思う本を決めるべく、児童書を手掛けるポプラ社(東京都新宿区)が創立70周年記念事業として実施した「こどもの本総選挙」。投票は2017年11月から今年2月まで、インターネットやはがきで行われ、12万人以上の子供たちが参加した。
集計の結果、1位は動物学者・今泉忠明さん監修の「ざんねんないきもの事典」(高橋書店)。トップ10には2位の「あるかしら書店」など、ヨシタケシンスケさんの4作品が入る人気ぶりとなった。
同館では集計結果を基に、児童書架を活用して企画棚を設置。順位別に陳列しているほか、ミニ情報など目にも楽しいディスプレーで利用者に紹介している。
担当した渡辺貴子主任司書は「ランクインした作品には意外なものもあって面白い。何を読んでいいか分からなかったり、読書が苦手だったりする子でも、まずは同世代が選ぶお薦め本を読んでみては」とPRしている。