一関・平泉

立派な繭作って 弥栄小3年生 蚕飼育スタート【一関】

初めて見る蚕に驚く弥栄小の3年生

 一関市立弥栄小学校(小林京子校長、児童41人)で6日、蚕の飼育がスタートした。飼育を担当する3年生8人は蚕が繭を作るまでの約2週間、餌やりや飼育箱の清掃などを行いながら成長の様子を観察する。

 同校ではかつて地域で盛んだった産業を知ってもらおうと、3年生の総合的な学習の時間の一環で蚕の飼育に取り組んでいる。

 同日はJAいわて平泉営農部園芸課の村上悟さんが日本の養蚕の歴史や飼育上の注意点などを説明した。

 村上さんは「人の手は蚕にとっては熱い。飼育箱を清掃する時に蚕を移動する際は、桑の葉に乗せて、直接手では触れないように」などと呼び掛けた。

 児童が手作りした飼育箱に村上さんが3センチほどに成長した蚕を配ると、児童は「かわいい」と興奮していた。

 初めて蚕を見たという小野寺真純さん(8)は「白くて小さくてかわいらしい。大きく成長するように大切に世話をしたい」と話していた。

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