一関・平泉

“大量”蚕に驚き 弥栄小3年生 地元農家を見学【一関】

金田さん(左)から蚕の生態について説明を受ける弥栄小の3年生

 一関市の弥栄小学校(小林京子校長)の3年生8人は19日、地元の養蚕農家を訪れ、蚕の生態を学びながら弥栄地域に伝わってきた養蚕業の歴史の一端に触れた。

 同校では毎年、3年生が総合的な学習の時間の一環として蚕の飼育に取り組んでいる。今年度は今月6日から児童が成長を観察しながら飼育している。

 同日は養蚕農家の金田清さん(67)宅を訪問。金田さん方では蚕約8万1000頭の世話をしており、現在7、8センチほどに成長している。児童は金田さんの案内で飼育場を見学。餌となる桑の葉を蚕に覆いかぶせるように与えたほか、蚕に触れ「柔らかい」「かわいい」などと話していた。

 見学後、児童は「1日どのくらいの桑の葉を食べるんですか」と質問。金田さんが「1回で約100キロの葉を食べる。餌やりは1日3回行うので約300キロの桑の葉を1日で食べてしまう」と答えると、児童は「そんなに食べるの」と驚いていた。

 佐藤碧君(9)は「こんなにたくさんの蚕は初めて見るのでびっくりした。きょうは餌やりや蚕のことについていろいろ学べて楽しかった」と話していた。

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