奥州・金ケ崎

こだわり食材ふんだんに 初夏の農園ランチ 市民が創作料理堪能【奥州】

こだわり野菜を使った料理を楽しむ農園ランチの参加者

 こだわりの地場産食材を使った「初夏の農園ランチ」(プラザ企画主催)は21日、奥州市水沢のプラザイン水沢で開かれた。地元の生産者が自然農法などで作った夏野菜を中心とする創作料理が並び、参加市民が堪能した。

 農薬や化学肥料を使わない地場農産物の普及PRなどを目的に、市地域6次産業化ビジョンに合致する事業として市が協力。ホテル内のレストランカトルセゾンを会場に市民53人が参加した。

 旬の野菜やコメ、卵などを使った料理を生産者の声を聞きながら同ホテルのシェフが考案。ニラの冷たいクリームスープや大根の和風ステーキ、キャベツのシュークリームなどデザートを含めて18品が並び、参加者がビュッフェ形式で味わった。

 スナップエンドウや茎ブロッコリーなどを提供した金ケ崎町六原の村井幹啓さん(50)は「プロが素材を生かしつつ手間をかけた料理は見た目にも楽しい」と喜ぶ。

 初参加した同市水沢の中邑里子さん(40)は「同じ野菜でもちょっと違うものばかり。ニラのスープが特においしかった」と満足げ。

 同ホテルの岩渕博音料理長(44)は「和洋中のバランスも考え、家庭では普段味わえない料理に仕上げた。キウイを使ったドレッシングやデザートのクリームなど素材をそのまま生かせるよう工夫した」と話した。

 こだわり野菜のランチ企画は2015年から通算7回目。てんぷらのミニ料理教室も開かれた。

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