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頂点目指し66チーム 100回の節目、来月6日開幕 組み合わせ決まる 夏の高校野球岩手大会

66チームの対戦カードが決まった第100回全国高校野球選手権記念岩手大会の組み合わせ抽選会=22日、盛岡市の都南文化会館

 第100回全国高校野球選手権記念岩手大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会は22日、盛岡市の都南文化会館で開かれ、前回より2チーム少ない70校66チームの対戦カードが決まった。

 春県優勝の第1シード花巻東、同準優勝の専大北上、一関学院、水沢などシード8校に続き、予備抽選の順に各チームが抽選に臨んだ。

 選手宣誓は一関一の五十嵐健人主将(3年)に決定。「一関一は伝統ある学校なので、100回の節目の年に大役を任されたのはうれしい。岩手に元気を与えられるような宣誓をしたい」と意気込んだ。

 大会は7月6日に開幕する。開会式は盛岡市の県営球場で行われ、県内高校生による吹奏楽演奏など、100回の節目に合わせた記念事業が繰り広げられる。開幕試合前にはプロ野球楽天の銀次選手(盛岡中央高出)による始球式も予定されている。

 試合は県営、花巻、森山(金ケ崎)の3球場で開催され、順調に日程を消化すれば同19日に決勝が行われる。

各ブロックとも強豪私立リード

 Aブロックは今春の選抜大会8強で、春の県大会を制した花巻東が最有力。左腕田中大樹(3年)ら多彩な投手をそろえ、3年ぶりの頂点を狙う。春県8強の古豪福岡、一関一、水沢工なども打倒花巻東に向け闘志を燃やす。

 Bブロックは昨秋県3位の一関学院など実力校がそろう激戦区となった。春県4強の盛岡三と速球派右腕佐々木朗希(2年)を擁する大船渡は初戦屈指の好カード。一関工は春県1回戦で、花巻東と中盤まで競り合うなど力がある。

 Cブロックは春県3位の盛岡中央が一歩リード。本格派左腕石澤優馬(3年)を中心に、攻守に安定感がある。昨秋県準優勝の黒沢尻工は、初戦で大東と対戦する。シードの花巻北、一関二、黒沢尻北も上位争いに食い込みたい。

 Dブロックは春県準優勝で勢いに乗る専大北上と、3年連続優勝を狙う盛岡大附の争いか。シードの水沢、春県2回戦で専大北上と接戦を繰り広げた花巻南なども力を付けており、強豪私立の牙城を崩せるか。

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