一関・平泉

身近な景観新たな発見 涌津小3年生 カメラ手に散策【一関】

フィールドワークで学校周辺の景観をカメラに収める涌津小の3年生

 一関市花泉町の涌津小学校(村上登勢子校長、児童124人)で22日、景観学習が行われた。3年生19人が地元の街並みや自然風景をカメラに収めながら、涌津の景観の良さや特徴に理解を深めた。

 同学習は県が実施する事業で、同校では地域の景観を見詰め直し、景観づくりへの意識を高めてもらおうと総合的な学習を利用して毎年実施している。

 講師を務めたNPO法人いわてNPO-NETサポートの菊池広人事務局長は、景観について「見ることで面白いな、嫌だなとかいろいろ考えたり、思ったりする風景のこと」と解説。「自分で気になった景観を撮影し、他の人との違いを比べてみてほしい」と呼び掛けた。

 フィールドワークでは、児童たちがカメラを手に同校周辺を散策。「好き」「嫌い」「気になる」などの分類に分けて、神社や空き家、花畑といった身近な風景を感性の赴くままに写真として切り取っていた。

 29日には写真を見比べるなどし、撮影した景観について児童たちが解説する。佐々木あまねさん(9)は「あまり通らない道なので発見がたくさんあった。魚が泳いでいる池があって、そこが一番すてきな景観だと思った」と話していた。

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