一関・平泉

青空の下輝く麦秋 舞川で収穫作業【一関】

大きく実った大麦「小春二条」を刈り取る農事組合法人アグリパーク舞川の関係者

 農事組合法人アグリパーク舞川(小野正一代表理事)は25日、一関市舞川の第3遊水地で大麦の刈り取り作業を行った。青空の下、関係者が豊かな実りを喜んだ。

 同法人は2006年から耐病性や耐寒性に優れ、ビール原料として用いられる大麦品種「小春二条」を県内で唯一栽培。昨年まで水稲を作付けていた圃場(ほじょう)約60アールを活用した。

 同日の収穫作業では同法人役員がコンバインを使い、ずっしり実って穂を垂れた大麦を刈り取った。

 今年の大麦の出来について小野代表理事は「昨年まで水田として活用されていた耕作地のため湿気が多く、例年に比べ穂の背丈は短いが大きく実っている。収穫量は約1500キロほどの見通しで耕作面積から見ると少ないが、品質に問題はない」と自信をのぞかせる。

 収穫した大麦は乾燥・調製し低温で保管後、麦芽加工して市内の世嬉の一酒造に出荷する。

 同法人では7月上旬に小麦の収穫も行う予定。

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