北上・西和賀

迫力のパノラマ満喫 西和賀町山開き 42人、真昼岳山頂目指す

8合目から9合目までの稜線を歩く参加者

 西和賀町山開きは1日、真昼岳(1059メートル)で行われた。町民ら42人の登山者が参加し、周囲の草花や眺望を満喫しながら山登りを楽しんだ。

 真昼岳登山口で行われた山開き式には、町内外から訪れた参加者のほか、町や岩手南部森林管理署、北上署、西和賀山岳会の関係者が出席。細井洋行町長はあいさつで「子供たちもたくさん参加していただきうれしい。本日の登山体験が皆さんにとって素晴らしい思い出になってほしい」と期待を込めた。

 各関係機関の代表者がテープカットした後、参加者が一斉に登山を開始。ブナ林の急斜面や、ロープを利用する難所もあったが、天候に恵まれ、稜線(りょうせん)歩きでは180度のパノラマを楽しんだ。ハクサンフウロやウスユキソウ、イブキトラノオなどの草花も見ることができた。

 参加者最年少の赤石紗良さん(沢内小学校2年)は「ロープで降りるところが大変だったけれど、登りたかった山なのでうれしい」と達成感をにじませ、母季枝さん(34)は「景色や花を楽しめたし、皆さんと話をしながら登れたので良かった」と話していた。

 町観光協会によると、天候次第では10月下旬まで町内で登山を楽しめるという。問い合わせは同協会=0197(81)1135=へ。

momottoメモ

電子新聞momotto・山歩録

 岩手日日電子新聞momottoオリジナル企画「山歩録(さんぽろく)」は、デジタル編集部の記者が岩手県の山を散策し、季節の山の姿を紹介するコーナーです。今回は、西和賀町山開きに同行。参加者たちが真昼岳での稜線歩きやハクサンフウロ、ウスユキソウなどの草花を楽しむ様子を写真と動画で紹介します。全天球360度カメラで撮影した5合目付近の絶景も楽しめます。

 →稜線の風さわやかな真昼岳を見る
 →季節の草花を見る

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