北上・西和賀

念願の舞台に準備着々 REDFIRES 全国中学ラグビー初出場【北上】

中学クラブチーム唯一の全国大会に初めて出場する「RED FIRESジュニアRFC」

 北上市を拠点とする中学生のラグビークラブチーム「RED FIRES(レッドファイヤーズ)ジュニアRFC」は、9月に茨城県で開かれる太陽生命カップ2018第9回全国中学生ラグビー大会のラグビースクールの部に初出場する。中学クラブチームにとって唯一の全国大会。東日本地区予選で過去最高の準優勝となった実力を磨き、念願の舞台に備えている。

 大会は12人制。東日本地区予選は6月9、10の両日に千葉県船橋市で開かれ、8チームが出場した。

 レッドファイヤーズは1回戦で栃木県JRCに60―10で快勝し、準決勝も南信州JRCに24―5で勝利。決勝は世田谷区ラグビースクールに13―22で敗れたものの、全国切符をつかんだ。

 チームの持ち味はBKの速攻。ターンオーバーを起点に、素早いパスでトライを奪った。3試合でチーム最多の5トライを決めたFB及川楓雅選手(上野3年)は「自ら流れをつくるタイプのチーム。判断力などの精度も練習でもっと上げる」と活躍を期す。

 3年生の多くは、小学生の北上ラグビースクール出身。全国大会ヒーローズカップで初代東北代表となった世代で、豊富な経験も武器だ。昨年の全国ジュニア大会本大会で本県選抜チーム入りしたメンバーも多い。CTB菊池南翔選手(東陵3年)は「小学校から続けてきた選手が多く体力があり、パスもうまい」と信頼を寄せる。

 同チームは2008年に発足。北上市や金ケ崎町、紫波町などの41人が所属している。千葉啓志監督は「小学生以来の強化が引き継がれているチーム。BKは通用するが、FWはセットプレーの精度などを高めなければ。上位を狙うが、対戦したことのない九州、関西のチームとぜひ戦いたい」と語る。

 全国大会は水戸市で9月15~17日に開催され、8チームが出場予定。各地区予選の終了後に組み合わせが決まる。SO粕加屋完汰主将(飯豊3年)は「初めての大会でレベルが分からないが、チャレンジャーの気持ちでチームをつくる」と意気込んでいる。

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