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宅地9年連続下落 最高路線価 盛岡で26年ぶり上昇 18年分・県内【岩手】

 仙台国税局は2日、2018年1月1日現在の路線価を公表した。県内の標準宅地(継続2892地点)の評価基準額の平均変動率は、前年に比べマイナス幅が0・1ポイント縮小しマイナス0・9%で、現在の計算方法となった10年以降9年連続で下落した。県内9税務署の最高路線価のうち、最も高い「盛岡市大通2丁目 大通り」が前年比2・1%上昇し、1平方メートル当たり24万円。盛岡税務署の最高路線価の上昇は26年ぶり。一方、水沢、花巻、一関、久慈の4署管内4地点が下落した。

 路線価は、相続税や贈与税の税額を算定する際の基準となる。

 最高路線価で横ばいとなったのは、宮古、大船渡、釜石、二戸4署の4地点。

 下落したのは「奥州市水沢区字東町 駅前通り」2・8%、「北上市大通り1丁目 駅前通り」2・2%、「一関市山目字大槻 国道4号通り」1・9%、「久慈市二十八日町2丁目 久慈銀座通り」6・5%の4地点。

 用途別主要標準地の評価基準額は、住宅地の一関市上坊と盛岡市安倍館町が横ばいで、商業地の一関市山目字大槻が前年比1・9%下落の5万3000円、工業地の紫波郡矢巾町大字西徳田は横ばいだった。

 東北全体では、最高路線価が上昇したのは13地点、横ばいが27地点、下落が12地点となった。

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