奥州・金ケ崎

建築の仕事楽しい ミニチュアハウス 園児が製作体験【金ケ崎】

ミニチュアハウスの塗装作業を手伝うたんぽぽ保育園児

 県建築士会奥州支部(千田一三支部長)は4日、金ケ崎町西根のたんぽぽ保育園(小澤和枝園長)の年長児を対象にミニチュアハウスの製作体験「おうちをつくろう」を行った。子供たちが自らのアイデアが詰まった家作りに挑戦し、建築の仕事の一端に触れた。

 同支部が「建築士の日」(1日)にちなみ、子供たちに創造力や表現力を身に付けてもらおうと、胆江地方の幼稚園・保育園で毎年行う社会実践活動。絵が建物になるまでの過程を学ぶ意味合いから、園児のデザイン画を基に建築士が図面化した家を組み立てている。

 同園近くの南方地区体育館に千田支部長ら会員15人が訪問。園児は会員に教わりながら、のこぎりで材料を切る作業やくぎ打ちをお手伝い。ピンクや青、緑色などの塗料を使った塗装では園児が大活躍し、屋根や壁、内側を丁寧に塗り、カラフルな3棟を完成させた。出来上がったミニチュアハウスは同園に遊具としてプレゼントされた。

 畠山愛菜ちゃん(6)は「のこぎりで切るのが楽しかった。いっぱい遊びたい」とうれしそうだった。

 千田支部長は「社会貢献として続けているが、子供たちにとってはなかなかできない体験だと思う。自分たちのデザインが形になることに触れ、建築の仕事を知るきっかけになれば」と語っていた。

momottoメモ

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