奥州・金ケ崎

スマート農業に関心 岩谷堂高 特別実習で最新機械体験【奥州】

ラジコン草刈り機の操作を体験する岩谷堂高生

 ロボット技術やICT(情報通信技術)を活用したスマート農業を学ぶ特別実習が5日、奥州市江刺の県立岩谷堂高校(大内髙志校長)で行われた。生物生産系列の3年生12人が参加。最新の農業機械に触れ、超省力化や高品質生産を可能にする新たな農業へ関心を高めた。

 みちのくクボタ(本社・花巻市、髙橋豊代表取締役)水沢店の伊藤達也奥州グループ長が講義。先端技術を用いた農業について伊藤グループ長は、「『スマート』には『賢い』という意味が込められている。若い人たちの農業離れや農家の高齢化による耕作放棄が進む現状を受け、農業改革の一つとして新しい農業が生まれた」とその必要性を説いた。

 実習会場にはラジコンで操作する草刈り機や体への負担軽減に注目されるアシストスーツ、農薬散布に使う小型無人飛行機(ドローン)などが持ち込まれ、担当者が実演。その後、生徒たちも一部の機械で操作を体験した。

 草刈り機では、悪条件下でも作業可能な機動性や優れた刈り取り能力を体感。菊池利哲君(17)は「しっかりと動作してくれたので楽しかった。正直、農業はやりたいとは思っていなかったけれど、これならやってみたい」と興味深げだった。

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