花巻

建設業に親しみ 石鳥谷中 操作体験、試乗も【花巻】

青年部会員に教えられながらコンバインドローラーを操作する生徒(左、左から3人目)

 県建設業協会花巻支部青年部会(長澤勝美部会長)の建設業ふれあい事業は6日、花巻市石鳥谷町の石鳥谷中学校(富永秀寿校長、生徒356人)で開かれた。2年生134人が重機や測量機器などの操作を体験し、建設業への関心を高めた。

 生徒を前に同支部の菅原陽一支部長が「建設業は学校や道路など仕事が残る魅力ある職業。機械に触れて理解を深めてほしい」と呼び掛けた。

 同青年部会員や事業に協力する重機リース業者ら約40人が指導を担当。生徒はグループに分かれ、グラウンドそばの敷地でバックホー、ホイルローラーなどの建設機械や測量機器の操作、高所作業車の試乗などを体験した。

 路面舗装などに用いるコンバインドローラーの操作体験では、生徒が青年部会員と一緒に乗り込んでハンドルを握り、並べたカラーコーンの外側を一周。中にはうまく操作できずコーンを倒す生徒もいた。

 佐々木真緒君は「スピードやハンドルの調整が難しく不安だったが、操作方法を教えられてうまく動かすことができた」とし、「工業系の仕事に就きたいと思っている。建設業も将来の夢の一つ」と話した。

 同青年部会のふれあい事業は31年目。体験から建設業に興味を持ち入社するケースもあるといい、長澤部会長は「少しでも建設業への理解度を深めること、分かってもらうことが第一。建設業を将来の選択肢の一つにしてもらえるよう今後も続けていく」と体験を楽しむ生徒を見守っていた。

 同部会は8月に湯本小児童を対象に体験事業を開く予定。

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