一関・平泉

担ぎ手、息合わせ 平泉水かけ神輿 中学生が練習

平泉水かけ神輿本番を前に、平泉総社神輿会のメンバーから神輿の担ぎ方を学ぶ平泉中の生徒

 平泉町で14、15の両日行われる「平泉水かけ神輿(みこし)」本番を前に9日、平泉中学校(青柳清隆校長、生徒193人)で神輿に参加する生徒の練習が行われた。

 平泉水かけ神輿には、主催する平泉総社神輿会の本神輿のほか、毎年中学生の中神輿、小学生の子供神輿が参加。中神輿の練習となった同日は1~3年の希望者約60人が、同神輿会のメンバーの指導で担ぎ方の基本となる「平担ぎ」や、高度な「舞い上げ」などの練習を繰り返し行った。

 「平担ぎ」の練習では、初めて神輿を担ぐ生徒に担ぎ棒に手を回してしっかり抱え込むと肩が痛くならないことなどを指導。「舞い上げ」の練習では、総指揮を務める橋階啓人君(3年)の合図で、担ぎ手が一斉に神輿を高く上げる動作を確認し、橋階君は「平泉の伝統と文化ある祭りなので、生徒みんなの輪で力を合わせて盛り上げたい」と意気込みを語った。

 23回目となる今年の平泉水かけ神輿は、14日午後5時から仮宮を設ける観自在王院跡で宵宮神事。15日は午前10時から子供神輿、中神輿、本神輿の順に3基が仮宮を出発し、担ぎ手たちが清めの水を浴びながら、威勢の良い掛け声を上げて町内を豪快に練り歩く。

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