映画「終わった人」ロケ地マップ作製 盛岡の名所、名物をナビ フィルムコミッション
盛岡広域フィルムコミッション(会長・谷藤裕明盛岡市長)は、公開中の映画「終わった人」のロケ地マップを作製した。高松の池など市内12カ所のほか、主演の舘ひろしさんのコメントも紹介。ファンが撮影スポットを巡る“聖地巡礼”に欠かせないアイテムとして、観光振興にも一役買いそうだ。
「終わった人」は、大手銀行のエリートコースから外れ定年を迎えたサラリーマンが、第二の人生にもがく様子を描いた作品。舘さん演じる主人公の田代壮介は盛岡出身という設定のため、市内でロケが行われた。
マップは物語の序盤で登場する高松の池をはじめ、壮介と同級生が歩いた中津川河畔ビクトリアロード、桜並木のラストシーンが撮影された米内浄水場など、ロケ地12カ所と各シーンを紹介。掲載されたバーコードをスマートフォンで読み取ると、グーグルマップと連動して各ロケ地の詳細な地図が表示される。
同市を代表する夏祭り「盛岡さんさ踊り」や、盛岡冷麺などの名物もPR。盛岡ロケの思い出を語る舘さんのコメントも添えられている。
同コミッションの多田研三さん(68)は「マップは県外のファンにも好評。手に取ってロケ地を巡っていただき、映画の世界に思いをはせてほしい」と呼び掛ける。
マップはA4判、カラー4ページ。市内の映画館や市役所、ホテル、盛岡商工会議所などで無料配布している。問い合わせは盛岡観光コンベンション協会内の同コミッション=019(606)6688=へ。