花巻

告示まで1週間 花巻市議選 少数激戦の予想

 任期満了に伴う花巻市議選は、22日の告示まで1週間と迫った。旧4市町合併による新市誕生から4回目、現行定数26(欠員2人)に見直して2回目の選挙。これまでのところ現職18人、新人9人、元職1人の計28人が立候補に向けた準備を進めており、少数激戦が予想される。投票日は29日。

 11、12の両日行われた立候補届け出書類事前審査には、出馬が見込まれる28陣営が出席した。他に表立った動きは見られない。

 現職で勇退の意向を固めているのは、議席順に花巻地域の増子義久(78)、松田昇(65)、藤井英子(64)、髙橋勤(68)、髙橋浩(83)、石鳥谷地域の中村初彦(71)の計6氏。このうち増子氏は今月上旬まで出馬の構えを見せていたが、立候補を見送った。

 事前審査に出席した陣営の顔触れは、現職(議席順)が花巻地域の照井省三(72)、藤原伸(64)、藤井幸介(65)、本舘憲一(69)、大原健(59)、伊藤源康(65)、照井明子(62)、阿部一男(71)、藤原晶幸(69)の9氏。

 大迫地域が若柳良明(69)、近村晴男(64)の2氏。

 石鳥谷地域が瀬川義光(54)、櫻井肇(66)、鎌田幸也(62)の3氏。

 東和地域が菅原ゆかり(52)、高橋修(48)、内舘桂(65)、小原雅道(58)の4氏。

 一方、新人は五十音順で、花巻地域からは伊藤盛幸(62)、久保田彰孝(67)、佐々木和彦(63)、佐藤明(67)、佐藤峰樹(45)、羽山るみ子(55)、盛岡耕市(70)の7氏。石鳥谷地域から佐藤現(58)、横田忍(55)の2氏。

 元職は石鳥谷地域の板垣武美氏(55)が立候補する見通し。

 党派別では、公明2人、共産3人(うち新人1人)、社民3人、無所属20人(うち新人8人、元職1人)。

 立候補予定者は、これまで地元を中心に各地であいさつ回りをこなしているほか、後援会事務所を構えて支持者に自身の公約を示すなど準備を進めている。市内には36枠分を設けたポスター掲示板が436カ所に順次取り付けられており、選挙ムードが高まりつつある。

 立候補の届け出受け付けは、22日午前8時30分から午後5時まで市役所本庁舎で行われる。投票は29日午前7時から午後7時まで市内82カ所の投票所で行われ、午後8時30分から同市城内の市民体育館で即日開票される。

 6月1日現在の選挙人名簿登録者数は8万2608人(男3万8824人、女4万3784人)。

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