県内外

災害救助隊27人、広島へ 岩手県警 豪雨被災地で捜索活動

県警災害救助隊として、広島県への出発を申告する山田小隊長(手前)ら機動隊員

 西日本豪雨を受け、県警は15日、機動隊員で構成する災害救助隊を広島県に派遣した。東日本大震災の支援に対する恩返しの思いを胸に、滝沢市の同隊施設から27人が出発。16日に現地入りし、行方不明者の捜索活動などに当たる予定だ。

 県警の災害救助隊は、2000年に発足。今回の派遣は、広島県公安委員会の要請を受けて決定した。県外での活動は、04年の新潟県中越地震以来で14年ぶり。

 15日午前6時ごろ、派遣される隊員ら27人が同施設前に整列。隊員を代表し、現場で指揮を執る山田拓利小隊長が力強く敬礼し、金﨑将樹機動隊長に出発を申告した。

 金﨑隊長は「被災地ではいまだ安否不明の人がいる。厳しい環境下での活動になるが、被災者への心配りをしながら、自身の安全管理も行い、活動に当たってほしい」と激励。隊員らはレスキュー車や資材車など計5台に分乗し、被災地に向かった。

 災害救助隊は16日夜に広島入りし、17~23日に活動を展開する。金﨑隊長は「東日本大震災が発生した際は、全国から応援の派遣を頂いた。当時の恩返しをするという気持ちでわれわれの力を発揮し、現地の復旧・復興に役立つようにしたい」と気を引き締めた。

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